「無印良品 ヨークタウン足利」が7月1日、ヨークタウン足利（足利市朝倉町）にオープンした。

オープンイベント マルシェ「つながる市」が開催された

　無印良品は1980（昭和55）年、西友（東京都北区）がプライベートブランドとして販売を始めた。1989（平成元）年に西友から独立する形で良品計画（豊島区）が設立され、企画開発、商品調達、流通、販売を行う。現在の店舗数は国内外合わせて1000以上で、衣服や生活雑貨、食品、家など7000品目以上の商品を展開する。

　栃木県ではこれまで宇都宮市、小山市、佐野市に出店し、同店は県内7店舗目。売り場面積は、県内最大だった福田屋ショッピングプラザ宇都宮店（宇都宮市今泉町）を上回る540坪。

　県内で初めて冷凍食品をフルラインアップで取りそろえ、食品売り場を入り口エリアに設ける。ヨークベニマルとの協業1号店となることから、「スーパーマーケット」に隣接する新たな形態での出店を意識した。

　川辺玲央（れおん）店長は「当店は『足利に溶け込んでいく』ことを意識している。イベントの開催や参加など、いろいろなことに挑戦していきたい。常に地域の方々の声を取り入れながら『足利』にしかない『無印良品』を作っていきたい」と意欲を見せる。

　オープン初日から4日間、同店が企画した市内の飲食店や企業などが出店するマルシェ「つながる市」を開催した。「ココ・ファーム・ワイナリー」「長谷川農場」「あしかがフラワーパーク」「ALART（丸信金属工業）」「Mother tool」「ふくや」「蘭と月」「八蔵」「キッズピア」が、物販やワークショップを行った。

　子ども連れで訪れた女性客は「県内最大級とは聞いていたが、こんなに広いとは思ってなかった。お菓子の量り売りも初めてで、テレビでしか見たことがなかったものが店に置いてあるので楽しい」と話していた。

　営業時間は10時～20時。