足利市立美術館(足利市通2)「真島直子展『地ごく楽』」の会場で6月9日、対話型鑑賞会が開催される。主催は子どものための造形教室「アトリエmado」。
対話型鑑賞は1980年代半ばにアメリカのニューヨーク近代美術館で研究開発された美術作品の鑑賞法で、子どもの「思考能力」「コミュニケーション能力」などが育つとされ近年注目されている。美術作品の解説を一方的に聞くのではなく、鑑賞者自身が主体的に発言し他者とコミュニケーションを取りながら鑑賞するのが特徴。
公共文化施設や教育現場で鑑賞プログラムを開発・実施しているNPO法人「芸術資源開発機構(ARDA)」で研修を受けたファシリテーターを招き、作品を見た時の感想や想像されることを元に、グループで話し合いをしながら鑑賞する。
アトリエmado主宰の三木素子さんは「よく見る。感じる。考える。発言する。発言を聞く。こうしてじっくり鑑賞することでたっぷり味わえて理解が深まる。研修、経験を積んだファシリテーターを招いての鑑賞会は足利近郊で開催される機会が少ないので、興味のある方はぜひ」と参加を呼び掛ける。
参加対象は小学生以上の子どもとその保護者で、子どものみの参加も可能。開催時間は14時~16時。参加費は親子1,000円。申し込み・問い合わせはアトリエmadoまで。