足利にラーメンとカフェの店「トモシビ」(足利市八幡町)が12月6日、オープンした。
トモシビのスタッフ 佐山ゆきさん、栗田しょうさん、小林智之さん(左から)
店主の小林智之さんは同市出身。「足利伊萬里」(八椚町)や日本料理の老舗「なだ万」に板前として勤務した後、イベントへの出店やケータリングなどで和食料理の腕を磨いた。「自分が心から食べたいラーメンを作りたい」との思いから、ラーメン店を開くことに決めたという。
同店のラーメンは「塩」「しょうゆ」「担々麺」の3種類。麺は太麺か細麺を選択できる。人気メニューは「担々麺」(1,000円)。化学調味料をできるだけ使わず、20種のスパイスや赤だしのみそで作る担々麺は、辛い物が苦手な人でも食べられるようにした。麺は、店の担々麺に合うよう、小林さんがラーメンを食べ歩いた中で出合った「中沢製麺」(栃木市)で仕上げたものを使っている。
同店はラーメンに限らず、今後飲食店オープンを目指すスタッフが曜日限定で料理などを提供する場を設けている。木曜日はスタッフの佐山ゆきさんによるカフェ飯「yuki食堂」。週末は、ラーメン店を通常通り営業しながら、小林さんとつながりのあったスタッフが「おやじのコーヒー」としてコーヒーを提供する。小林さんは「飲食店を開きたいという夢をかなえる人のためのプラットフォームを提供していきたい」と話す。
注文は券売機で食券を購入する。今後はラーメンのサブスクリプションや、100点のテストを持ってくると10円でラーメンが食べられる「100点10円ラーメン」など、さまざまなプランを検討しているという。小林さんは「コーヒーやケーキだけでも気軽に利用してもらえたら。どんな人が店に来ても、喜んでもらえるようにしたい」と意気込む。
営業時間は11時~20時(カフェタイム15時~17時、金曜・土曜は24時まで)。木曜は「yuki食堂」のみ営業。