9月21日の「世界アルツハイマーデー」に合わせ、足利市は認知症患者と家族の支援を目的としたイベントを行う。
「RUN伴+(ラントモプラス)2020足利・佐野実行委員会」のメンバー 学校門の前で
足利市役所1階市民ホールでは9月23日~25日、「認知症について知ってもらう」「実際の介護者(家族)の声を発信する」ことを主な目的として展示コーナーを設ける。相談ブースでは、認知症の人への対応やサポートの仕方、予防に関する相談などに専門スタッフが応じる。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、密を避ける形で開く。
全国各地のシンボルや名所が、アルツハイマーデーの時期に「認知症支援」を表すオレンジ色にライトアップされている。市は初の取り組みとして「RUN伴+(ラントモプラス)2020足利・佐野実行委員会」と共催し、9月16日~25日、日本最古の学校として知られ、市を代表する観光スポットでもある「史跡足利学校」(昌平町)のライトアップを行う。
同市元気高齢課の大野育子さんは「認知症のことや、困ったときに相談できる場所を皆さんに知ってほしい。例え認知症になったとしても、『足利に住んでいて良かった』と感じられるまちづくりにつながれば」と思いを話す。
相談会は10時~12時、13時30分~15時30分。参加無料。希望者は事前に元気高齢課(TEL 0284-20-2246)まで申し込む。