「まちおこし探偵団・足利浪漫の会」が11月14日に600本限定で発売する「ココ・ファーム・ワイナリー」(足利市田島町)製造の「できたてワイン」の予約受け付けが始まった。
同ワインは、ココ・ファーム・ワイナリーで毎年11月に開催される「収穫祭」でのみ味わうことができる。昨年までで36回開催し、昨年は2日間で延べ1万3700人が訪れた。今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、例年通りの収穫祭は中止に。毎年楽しみにしているという都内在住の男性は「今年はあの独特のワインが味わえないなんて」と残念がる。
武井酒店の店主、武井保則さんは「我々、足利浪漫の会でできることはないか」と考え、ワインの販売を申し出たという。武井さんは「『できたてワイン』は生もの。刺し身も新鮮なうちに食べるように、このワインもできれば購入したその日に味わってほしい。収穫祭に一度も行ったことがないという人に、『こんなものがあるのか』と知ってもらうきっかけになるのでは。これが『生ワイン』流行のきっかけになれば」と笑顔を見せる。
発酵途中の同ワインは瓶に詰めて販売することは難しいため、「カラフェ」と呼ばれる容器に入れて販売する。
販売は、当日に予約店で引き取ることが条件。価格は2,000円(750ミリリットル)。予約受け付けは「足利浪漫の会」加盟店のみ。加盟店は「武井酒店」(利保町)、「オレンジショップいいだ」(山下町)、「丸川屋長谷川商店」(通4)、「大黒屋酒店」(通3)、「佐川酒店」(家富町)、「和泉屋」(通3)、「酒のなかむら」(堀込町)。