「アピタ足利店」(足利市朝倉町)で7月25日、夏休み親子工作教室が始まる。
アピタ足利店オープンと同時に、企業の社会貢献の一環として開館した「アピタ子ども図書館」が企画・主催し、30年以上開催している。昨年は約300人が利用した。同館の吉田喜美子館長は「工作の開催検討時は、コロナの自粛期間中。まだ夏休みに影響がどの程度あるのか、開催できるかどうかが分からなかった。これまで通り子どもに工作を楽しんでほしいが、工程を簡単にしつつ工作の質を保つにはどうしたらいいか悩んだ」と言う。予約制で、安全面を考慮し間隔を取って作業することや、時間を短縮し、大まかな作業を会場で、仕上げはゆっくり家庭でできるようにするなど工夫した。今年は工作キットの持ち帰りにも対応する。
工作は全部で3種類。「コイン落とし貯金箱」「おばけちょうちん」「フルーツアイスキャンディーうちわ(3本セット)」の中から好きなものを選んで参加する。スタッフがあらかじめ材料の準備をすることで、子どもがより工作に取り組みやすくなっている。身近な材料を使い、作った後も遊んで楽しめる。
吉田さんは「コロナの自粛期間中に、子どもに向けたインターネットや動画の活用は普及したが、人との交流は難しくなってきたと感じた。今年は例年より短い夏休みになるが、親子で一緒に手を動かして触れ合う時間を持ってほしい。本や工作を通じて、親子の思い出づくりや絆づくりの一助となればうれしい」と話す。
会場は1階のコム広場。参加費は300円~350円。準備の都合上、キャンセルはできない(別日への移動は可)。予約・問い合わせは来館か電話(TEL 0284-72-8811代表)で受け付ける。開館時間は13時~17時(土曜・日曜・祝曜・夏休み期間中は11時~)。8月16日まで。