足利産トルコギキョウの一般販売が6月20日・21日・27日・28日の4日間、太平記館(足利市伊勢町)で行われる。
足利市農政課の増田さんと同市観光協会の吉田雅裕局長(左から)
足利産のトルコギキョウは生産量県内一で、おおむね10月ごろに出荷を始め6月~7月に出荷を終える。同市産花卉(かき)は、通常であれば東京、仙台、新潟などの市場を通じて卸売業者、仲卸業者、生花店という流通経路をたどって消費者の手元に届く。今春以降は新型コロナウイルス感染拡大に伴うイベント等の自粛による影響で、需要が大きく落ち込んでいた。
栃木県安足農業振興事務所、足利市、JA足利は生産者を応援し消費拡大を図るため、職員を対象に切り花購買運動を実施。その様子がインターネットや新聞報道で取り上げられると「応援したい」「購入したい」などの反響があったため、足利市観光協会に協力を依頼し、同協会が主となって販売を企画した。
同協会の吉田雅裕さん、足利市農政課の増田千紘(ちひろ)さんは「今回約10軒の生産者がトルコギキョウを納品予定。市場出荷を継続している生産者の負担をなるべく少なくし販売ロスを少なくするため、事前予約制、限定販売にした」と話す。当日は新型コロナウイルス対策として、事前予約を済ませた購入者にマスクの着用や入館時の消毒をお願いし、売店近くに設置する受付でトルコギキョウを引き渡すという。
価格は1束1,000円。各日150束限定。引き換えは4日間共9時~17時。20日・21日販売分の予約は終了。27日・28日販売分の予約は18日17時までで、ファクスのほか、電話やメールでも受け付ける。