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足利で「緑川裕子WORKS展」 自然をモチーフにした銀のクラフトジュエリー展示

グランプリに輝いたキノコの作品 さらに質感を変えたものも展示

グランプリに輝いたキノコの作品 さらに質感を変えたものも展示

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 アートクレイシルバー(銀粘土)の作品展「緑川裕子WORKS」が2月15日、「ギャラリーショップいまぁじん」(足利市本城1、TEL 0284-41-2188)で始まった。

緑川裕子さん 着用しているラリエットも作品として展示している

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 アートクレイシルバーは、銀でありながら、粘土のように形を自由に作ることができ、焼き上げることで純銀になる。同展では、銀粘土で制作されたキノコのリングやオブジェ、生き物をモチーフとしたピンバッジやペンダント、コットンパールや樹脂を使ったピアスやラリエット、Tシャツなどを展示する。

 クラフトジュエリー作家の緑川さんは、銀を中心とした制作に関わって23年。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を修了後、貴金属会社に就職し、アクセサリーのデザイン・制作に関わった。当時勤めていた会社が銀粘土を扱っていたことから、日本各地でその魅力を広める活動にも携わった。退社後、「SARA silver studio」(大町)を開き、シルバーアクセサリー作りの講師を務めながら、佐野市下彦間町のアトリエで作家活動に取り組んでいる。ガラスと銀を融合させ、キノコをモチーフとした作品「キノコたちの宴」で昨年12月、「第16回銀粘土でつくるシルバーアクセサリーコンテスト国際展」で文部科学大臣賞(グランプリ)を受賞した。

 緑川さんは「制作に当たっては、キノコや小さな虫など、身近にある自然からインスピレーションを得ることも多い。変わった生き物も好きで、写真集や図鑑から着想を得ることもある」と言う。銀粘土の魅力については、「扱いやすく、イメージをすぐ形にすることができ、焼成することで強度と価値が伴うアクセサリーを作ることができる。大掛かりな道具やスペースが必要無いのも良いところ」と話す。

 開催時間は12時~19時。今月24日まで。

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