プレミアム刀剣展「冬の國廣(くにひろ)と一門」が2月3日から、足利商工会議所(足利市通3)内「ギャラリーカッサ」で開催される。
同展は今年で2回目。市にゆかりのある刀工・堀川國廣と一門の刀剣や、鎌倉時代の刀工とされる「国俊」銘の太刀(国重要美術品)など10振を展示。國廣が足利領主の依頼で鍛えた山姥切(やまんばぎり)国広は国重要文化財に指定されている。2017年に山姥切が足利市立美術館(通2)で展示された際は、オンラインゲームの人気キャラクターということもあり3万7000人が来館した。今回、山姥切は展示しない。
期間中、商業連合会はスタンプラリーを開催。ARが埋め込まれたポスターを撮影することでスタンプがたまり、各商業会全てのスタンプがそろうとオリジナル画像がダウンロードできる。通2丁目商業会は展示に合わせて独自のキャンペーンを展開。店内に設置された撮影スポットで撮影し、SNSに投稿すると抽選で商品券が当たる。一部の飲食店ではコラボメニューも提供。
16日には刀剣研究家で足利郷土刀剣研究会主宰の田部井勇さんによる「刀剣鑑賞会」を開く。展示している刀剣の見どころや刀剣の楽しみ方などを解説する。冬の國廣と一門実行委員会は「今年も見応え十分な内容となっている。ARを用いた刀剣スマホスタンプラリーや鑑賞会も用意しているので併せて楽しんでほしい」と話す。
開館時間は10時~17時。入場無料。パンフレットは200円。2月24日まで。刀剣鑑賞会の定員は50人。当日のみ受け付ける。