「プロレスリングアライヴ&メジャーズ足利大会2020」が1月18日、足利市民プラザ(足利市朝倉町)で開催された。
5組の試合が行われ、場外での乱闘や観客も巻き込んでの演出に大きな歓声が上がり、会場は熱気に包まれた。観客の中には小さな子どもの姿もあり、選手への声援を送り、技が決まり大きな音がすると圧倒された様子だった。
足利市出身で同団体に所属するバンナウィング選手、末吉利啓(としひろ)選手が入場すると会場からは大きな歓声が上がった。市内から観戦に来た金井満さんは「末吉選手のファン。足利で開催するイベントには例年参加している。テレビで観戦するのとは音や臨場感が違う」と話す。
バンナウィングとギョウ・ザ・キッドマンの第4試合では、身軽な両選手のスピーディーな技の掛け合いが会場を沸かせた。第5試合では末吉利啓、梅沢菊次郎、YUJIKITO、ガッツ石島、TORU、河原成幸の6選手がタッグマッチを行い、コメントの応戦で観客を笑わせる場面もあった。
第5試合のタッグマッチで勝利を収めた末吉選手は試合後、帰路に就く観客一人一人と握手を交わし、記念撮影にも応じた。末吉選手は「プロレスを11年続けているが、年齢も上がり苦しいこともある。今回は今まで以上に準備し、いいコンディションで当日を迎えられた。今回のイベントは各選手が持ち味を発揮し、プロレスの面白さを伝えられる内容だったと感じている」と笑顔を見せた。