「『両毛鉄道開業130年記念-足利~小山間を中心に-』展」が7月21日、足利市ふるさと学習・資料館(足利市小俣町)で始まった。
足利高校鉄道研究部制作のジオラマや両毛鉄道を走っていた鉄道模型の車両展示も
両毛鉄道開業130周年を記念して、足利市を全国トップクラスの織物産地にまで発展させた両毛鉄道(現在のJR両毛線)の歴史を、古文書・写真などを通して紹介する。会場は旧小俣第二小で、歴史・民俗資料を常設展示している足利市ふるさと学習・資料館の第1・2展示室。開催期間は「鉄道の日」の10月14日まで。
同鉄道の開業に尽力し、明治時代に活躍した実業家・木村半兵衛宛ての書簡や木村半兵衛直筆の手帳、1926(大正15)年の路線図(原本)など、明治初期から昭和にかけての貴重な資料を原本含め50点以上展示。今回新たに発見され初めて一般公開される資料や、栃木県立博物館から貸与された資料も展示する。
栃木県立足利高校鉄道研究部の協力でジオラマや鉄道模型の車両も展示しており、スタッフに依頼すれば実際に鉄道模型の動く様子を見ることもできる。
足利市教育委員会文化課の渡邉進さんは「企画展の貴重な資料を実際に見て、この機会にいろいろな方に両毛鉄道の歴史や時代背景を知ってほしい」と話す。
開館時間は10時~15時(入館は14時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。入場無料。問い合わせは足利市教育委員会文化課(TEL 0284-20-2230)または足利市ふるさと学習・資料館(TEL 0284-62-0246)まで。