足利市立図書館(足利市有楽町)で行われている「ウォームシェア&リサイクル市」で1月9日、本の持ち帰り期間が始まった。
家庭の暖房を消し、公共施設や商業施設などの暖かい場所で過ごすことで省エネに取り組むウォームシェア。足利市環境政策課は、不要になった子どもの本を図書館に持ってきてもらい、集まった本を必要な人が持ち帰ることができる「リサイクル市」を2016(平成28)年から行っている。2019(令和元)年12月24日、同館内に本の専用回収ボックスを設置し、延べ4日間で前年の400冊を大きく上回る520冊の本が集まった。
集まった本は確認作業・分類を経て、中央カウンター奥の展示室に乳幼児向けから小学高学年・中学生向けに整理して並べた。気に入った本を1人10冊まで持ち帰ることができる。同課の小此木(おこのぎ)也実さんは「活動が広まってきたのか、『捨てるのはもったいない』ような良い本、きれいな状態の本がたくさん集まった。皆さんの協力に感謝している。たくさんの方に取りに来てもらえれば」と話す。「もらった人も本を大切に読んで、必要が無くなったらまた持ってきてもらうことで資源を大切にする循環ができたら」と笑顔を見せた。
開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。本を持ち帰る袋は要持参。無くなり次第終了。期間中、「環境に関するポスターコンクール」の入賞作品(銀賞以上)を展示する。1月13日まで。