「竹水鉄砲教室&竹水鉄砲合戦」が7月28日、五十部運動公園(足利市五十部町)で開催された。主催は足利青年会議所。
同会議所E&E(エンジョイ&エキサイティング)部会が「皆で協力し助け合いながら、喜怒哀楽を味わう経験を通して『豊かな心』を育んでほしい」と企画した。当日は受付時間前から半数以上の参加者が集まった。
同会議所からリーダーを配置し、9つのグループに分かれて竹水鉄砲作りを行った。慣れない工具の使い方に苦戦する子どももいたが、リーダーなど大人の協力を得て作り上げる姿が見られた。市内から参加の小学2年、田中悠里くんは「竹を切るとき1人だと難しかったけれど、リーダーと切ったら楽に切れた」と話していた。
試し打ちの際、自作の竹水鉄砲からあふれてくる水で服がびしょびしょになる子どももいたが、スポンジの加減などを調節して何度も挑戦。チーム対抗合戦では、相手のおでこに装着された金魚すくいの「ポイ」や相手陣地にある旗を目がけて、ひるむことなく向かっていく子どもの姿も見られ、旗を射抜くと「やったー」という歓声とともに拍手が起こった。
高畠(たかはた)佑輔部会長は「『豊かな心』を育み、とにかく楽しんで笑顔で帰ってもらえたらうれしい」と話した。