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足利で車いすアーティスト・佐野有美さん講演 「諦めない心」笑顔で語る

講演会で話す佐野有美さん(中央)

講演会で話す佐野有美さん(中央)

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 「車いすのアーティスト」佐野有美(あみ)さんの講演会「心の授業!元気 勇気 みんなに笑顔を!」が6月30日、足利赤十字病院(足利市五十部町)で行われた。主催は足利青年会議所。

即興で書いた色紙を披露し、会場内は歓声と拍手に包まれた

 佐野さんは愛知県豊川市出身の29歳。数万人に1人発症するという原因不明の難病・先天性四肢欠損症で、生まれつき両腕と右脚が無く、短い左足に3本の指という重度の障がいがある。高校在学中はチアリーディング部に所属し、「車いすのチアリーダー」として話題になった。2011年に歌手として、アルバム「あきらめないで」で日本レコード大賞企画賞を受賞。全国各地で精力的に講演活動を行いながら、アーティストとして活躍している。

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 足利での講演が初めてという佐野さんは「悩みに対して心の持ち方を変えることによって、マイナスがプラスに変わる」と、困難を乗り越えてきた自身の考えや、子どもの頃の家族とのエピソード、思春期に「障がいの壁」に直面した時の葛藤など、約1時間40分にわたり語った。

 佐野さんは実際に足の指を使って字を書き上げ、大切にしている4つの言葉「ありがとう」「笑顔」「支え合い」「絆」の色紙を完成させた。直筆色紙のプレゼントとなると希望者多数で会場が沸き、参加者の質問コーナーも大いに盛り上がった。

 会場には小さな子ども連れの家族や夫婦など、老若男女およそ130人が訪れた。市内在住の40代女性は「これまでの困難や努力を感じさせない佐野さんの明るい声や笑顔に触れ、日々前向きに生きる力を分けてもらった感じがする」と話していた。

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