第4回となる企画展「はなうつわ」が5月25日・26日、松村記念館(足利市大門通)ほか、市内数カ所で開催される。
4月13日に始まった「あしかがアートクロス」のイベントの一つ。足利の歴史ある古民家を舞台に、花と器が融合する空間インスタレーションを展示する。鑑賞者は、作品の中に入っていくような体験ができるとともに、周辺の複数の会場を歩いて回る街歩きの要素も楽しめる。昼とは違った趣の夜間展示のほか、界雲席(自由に持ち運べる茶席)のお茶会(有料、会場で要予約)も企画する。
手掛けるのは国内外で活躍する次世代を担う若手作家たち。足利出身ではないものの、足利の古民家、街としての面白さに魅力を感じ、同企画展に関わるのを楽しみに会場の下見や準備をしている。これだけの作家が流派の垣根を越えて集まることは珍しく、花と器の作家の組み合わせも毎年変化するのが見どころの一つという。
実行委員長の古川和弘さんは「若い方を中心に、市内外のたくさんの人に実際に足を運んでもらい、作品に肌で触れてほしい」と呼び掛ける。
開館時間は11時~21時(最終入場は20時)。入場料は、当日=2,000円、前売り=1,500円、高校生以下無料。