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足利で「ブラチスラバ世界絵本原画展」 チリやブラジルなどの絵本・原画を展示

作品を解説する篠原誠司学芸員(写真中央)

作品を解説する篠原誠司学芸員(写真中央)

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 企画展「ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」が5月24日、足利市立美術館(足利市通2)で始まった。

館内の様子

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 スロバキア共和国の首都・ブラチスラバで2年ごとに開催されている世界最大規模の絵本原画コンクール「ブラチスラバ世界絵本原画展(略称BIB)」の日本巡回展。2023年に開催された「BIB 2023」(第29回展)では、36カ国から275人の作家による2072点の作品が審査された。

 今回の巡回展では、「BIB 2023」の受賞作品および、日本代表として参加した10組の絵本と原画を展示するほか、同館の学芸員が日本人作家10組にインタビューを行い、取材を通して得られた創作の背景を、パネルや関連作品・資料と併せて紹介する。

 関連イベントとして5月25日、出品作家の桃山鈴子さんによるサイン会とトークイベントが開催された。このほかにも学芸員によるギャラリートーク(5月31日、6月28日)、鑑賞ワークショップ(6月15日)などを企画する。

 同館学芸員の篠原誠司さんは「海外の作家の絵本、特にチリやブラジルなど、日本から遠い国の絵本を見る機会は少ない。絵本を見ながら原画を見る体験を、この機会に楽しんでほしい」と話す。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館。観覧料は、一般=710円、高校・大学生=500円、中学生以下無料。7月6日まで。

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