「成人の日」を翌日に控えた1月13日、平成31年足利市成人式が足利市民プラザ(足利市朝倉町)・栃木県南部地域地場産業振興センター(田中町)、市内各地区の公民館や中学校などの9会場で行われた。
平成最後となった足利市の新成人は1998年4月2日~1999年4月1日生まれの1461人(男性716人・女性745人、2018年11月1日現在)。「足利学校(昌平町)と旧木村邸(助戸仲町)は13日のみ新成人に限り参観無料」という、歴史的建造物がある同市ならではの祝福を受けた。
晴天の中、華やかな振り袖やはかま、スーツに身を包んだ新成人が、気持ちを新たに式典に臨んだ。和泉聡市長の祝辞では、古代ギリシアの哲学者ソクラテスやインド独立の父と称されるガンジーの言葉が贈られ、各地区の新成人代表が感謝の気持ちや大人への誓いを述べた。
式典に出席した新成人らは「成人した実感が全くなかったが、式に出席して実感が湧いてきた」「大人という自覚を持って、社会で役に立てるよう自立した人になりたい」と抱負を語った。友人や恩師との久々の再会を喜び合い、記念撮影や近況を語り合うなどして門出を祝った。