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足利で「とちぎ市民メディアサミット」 県内コミュニティーFMが情報交換

ミヤラジ局長の稲葉克明さん、番組コーディネーターの藤平昌寿さん、FM DAMONO局長の根岸智也さん(左から)

ミヤラジ局長の稲葉克明さん、番組コーディネーターの藤平昌寿さん、FM DAMONO局長の根岸智也さん(左から)

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 「とちぎ市民メディアサミット」が7月20日、コミュニティーFM局「FM DAMONO」(足利市大門通)で特別番組として放送された。主催は栃木県市民メディア連絡協議会。

会場のコミュニティーFM局「FM DAMONO」

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 同イベントは、県内で活動している市民メディアが一堂に会し、市民メディアのあるべき姿や地域活性化などの情報交換が目的。2013(平成25)年から「とちぎインターネット放送サミット」として年1回行い、2017(平成29)年に現在の名称に変更。今年で12回目となる。

 イベントは2017(平成29)年の宇都宮のコミュニティーFM「ミヤラジ」開局後から6年間は、ミヤラジで行っていた。今回は、5月に足利にコミュニティーFM「FM DAMONO」が開局したため、同市で行った。出演者は、番組コーディネーターのNPO法人「e-とちぎ」代表理事の藤平昌寿さん、ミヤラジ局長の稲葉克明さん、FM DAMONO局長の根岸智也さんの3人。

 栃木県内にコミュニティーFM局は6局あり、このうち民間の資本金のみで開局したのは宇都宮と足利の2局。イベントでは、稲葉さんと根岸さんからラジオ局開設までの資金調達の苦労話や土地の形状によってラジオ電波の飛ぶ範囲が変わり、アンテナの形状や向きを工夫したエピソードなどが語られた。

 根岸さんは「足利の全世帯の人がラジオに出演するのが取りあえずの目標。出演することでFM DAMONOを知って、災害など、いざという時に足利にもラジオがあることを思い出してほしい」と話す。

 藤平さんは「今回は宇都宮と足利の2局の出演だったが、県内他局にも出演の声をかけていきたい。サミットを通して、県内市民メディアの輪を広げていきたい」と今後の展望を話す。

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