男子バスケットボールBリーグ1部の宇都宮ブレックス(以下、ブレックス)のプレシーズンゲーム(PSG)が9月10日、足利市民体育館(足利市大橋町)で行われた。
今季ホーム開催のPSGは、9月2日に同会場で行われた山形戦と同試合の2試合のみ。沖縄などで開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に日本代表として出場した比江島慎選手と佐々宜央ヘッドコーチ、ニュージーランド代表のアイザック・フォトゥ選手はチーム合流後、初の実戦となった。立ち見席も含めチケットは完売となり、満員の観客で会場は埋め尽くされた。
対戦相手は、B1「京都ハンナリーズ」。今季は、岡田侑大選手、前田悟選手、チャールズ・ジャクソン選手、ケビン・ジョーンズ選手、ラシード・ファラーズ選手ら、9人が新加入した。第1クオーター(Q)、27-21でブレックスが6点のリードを奪う。第2Qは京都が食らいつき、47-41で前半が終了。後半は、ブレックスが第3Q、第4Qと引き離し、80-63で勝利した。
昨季に続き指揮をとる佐々宜央ヘッドコーチは「新しいメンバーも加わり、新しい試みにもチャレンジして、良い部分もたくさん出せたと思う。練習試合だが、大勢のファンの方々が来てくれて、こういう雰囲気で、緊張感を持って試合ができた」と振り返った。
W杯代表活動からチームへ戻った比江島選手は約13分、フォトゥ選手は約11分出場。観戦に訪れた茨城県在住の小学1年廣沢莉央さんは「楽しかった。W杯をテレビで見ていた。比江島選手も見られてうれしい」と話す。
ブレックスは9月23日、栃木県立県北体育館(大田原市)で天皇杯2次ラウンドに出場予定。10月7日・8日には、ホームの日環アリーナ栃木(宇都宮市)で「群馬クレインサンダーズ」(群馬県太田市)を迎え、開幕戦を戦う。