足利市西部地区で6月4日、「第20回あしかが坂西軽トラ市」が開催された。
同イベントは、2011(平成23)年から足利市坂西商工会(足利市葉鹿町)を中心とした実行委員会が主催。コロナ禍で中止が続き、2019年10月以来3年半ぶり20回目の開催となった。車道を歩行者天国にした会場には、軽トラックの荷台等で42出店者が農産物や加工品を販売。メインステージでは、地元グループがマーチングバンド演奏やよさこい演舞などを行った。主催者発表で3000人の来場者があったという。
足利清風高校(山下町)生徒商研コースは、ジェラート店「サンタルチア」(昌平町)と商品開発した「足利を救うトマトジェラート」を販売。同校3年の南雲美沙さんは「生徒商研のメンバー7人で初めて参加した。フードロストマトを使った商品をもっと多くの人に知ってほしいと参加を決めた。フードロスを少しでも減らしていきたい」と話す。
同商工会の田中美雄会長は「コロナ禍で大変な時期もあったが、開催できてホッとしている。これをきっかけに坂西地区の経済が動いてくれたら。次回の10月15日開催もにぎわってほしい」と話す。