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足利の飲食店「クワカンワット」が移転営業再開 ファンの声受け再出発

「クワカンワット」店主の五十木節子さん

「クワカンワット」店主の五十木節子さん

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 足利の飲食店「kuwakanwatto(クワカンワット)」(足利市通2、TEL 090-3141-3036)が3月3日、移転再オープンした。

「kuwakanwatto」テーブル席とカウンター席

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 同店は、足利市出身の五十木節子さんが2005(平成17)年3月、鑁阿寺(ばんなじ=家富町)の裏にタイ料理店としてオープンした。店名は、タイ語で「寺の隣の台所」という意味。きっかけは、夫の治好さんとテレビ番組の企画に夫婦で参加しタイへ行ったことや、タイの高校生のホストファミリーになったことだという。オープン当初はタイ人を招き、3年一緒に働いてタイ料理を学んだ。

 調理を担当していた治好さんの病気が見つかり、新型コロナの世界的な流行もあって2021年6月から休業。治好さんは2022年2月に亡くなった。休業中に知人らから「タイ料理が食べたい」という声を受け、タイ料理を振る舞ったところ、「『おいしい』という反応に素直にうれしいと感じ、タイ料理をまたやりたいという気持ちから営業を再開しようと思った」と節子さんは話す。

 席数は、テーブル=2卓7席、カウンター=6席。猫が好きな節子さんは、看板や店の入り口に猫のロゴを掲げ、店内には猫のオブジェをあちこちに飾っている。

 メニューは、「グリーンカレー」「タイ焼きそば(パッタイ)」(以上1,000円)、「エビのバジル炒め(ガパオ)」「もやしのサラダ」(以上800円)、「タイ紅茶」(500円)などを取りそろえる。新店舗では節子さんが調理もこなす。

 節子さんは「以前はタイ料理店だったが、今はタイ料理もある店と思ってもらえたら。夫が作っていた味とは違うかも知れないが、『おいしい』『また食べたかった』と言ってくれる人がいる。夫が調理を担当していた頃は、そう言ってもらうのがこんなにうれしいものだとは知らなかった」と笑顔を見せる。

 営業時間は12時~22時。火曜定休。テイクアウト可。

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