足利市の公式ホームページが2月1日、リニューアルした。
市は1997(平成9)年9月にホームページを開設。2010(平成22)年10月にはCMS(コンテンツ管理システム)を導入した。アクセス数は2022年度実績で、1200万PV(ページビュー)。
今回のリニューアルについて、秘書広報課の濱田彬光さんは「旧CMSの動作推奨環境がInternet Explorerで、2022年6月にサポートが終了した。現在よく利用されているChromeやEdgeなどの閲覧環境への対応が必要だった」と話す。
CMSは公募型プロポーザル方式で、ネクシモ(茨城県日立市)の「みなさいと」を採用した。初期導入費は700万円、月額保守費用は15万円。旧CMSの初期導入費は1,500万円、月額保守費用は30万円だったことからリニューアルで費用の削減もできたという。
今までは職員がホームページを更新した場合、情報が反映されるまで15分かかった。リニューアル後は5分に短縮された。サーバーを国内1カ所から2カ所へ変更し、大規模災害時に備えて冗長化にも対応した。
今回新たに日立社会情報サービスの「ZoomSight」に対応した。今までの文字サイズの変更に加え、表示色の変更機能、音声読み上げ機能、振り仮名(ルビ)機能が使用できる。
秘書広報課課長補佐の米澤滋子さんは「アクセス数全体の7割あるスマートフォンでの見やすさを意識してリニューアルし、障がいのある方やお年寄りでも活用できる機能も追加した。これからも市民のための情報発信を心がけていきたい」と話す。