足利市と群馬県太田市で食品スーパー5店舗を展開していたキッチンストアー(足利市伊勢町)が9月24日、全店で営業を停止した。
同社は1961(昭和36)年、足利市内で「八百金」として創業。1975(昭和50)年には社名をキッチンストアーに改めた。本店(伊勢町)は2020年3月、「高齢のお客さまでも使いやすい店」をコンセプトにリニューアルしている。
27日の定例記者会見で記者団からの質問に対し、早川尚秀足利市長は「地域の生活を支えた歴史あるスーパーがなくなってしまうのは残念でもあり寂しい。買い物に困る人も出てくると思う。今後は地域の実情を見ながら、移動販売車等での対応も検討していきたい」と話した。
閉店する5店舗は、本店、宮北店(宮北町)、五十部店(五十部町)、新山店(新山町)、太田飯塚店(太田市飯塚町)。