足利花火大会実行委員会が5月12日、「第106回足利花火大会」を8月6日に行うと発表した。
1903(明治36)年に始まり、栃木県内の花火大会で最も長い歴史を持つ同イベントは、県内外から毎年50万人以上の観衆を集める。例年8月の第1土曜に開催されていたが、新型コロナウイルスの影響により2020年・2021年と2年連続で中止した。
同実行委員会によると、「全出席者の総意で、市内経済の循環とともに、足利ににぎわいをもたらすため今年は計画してもいいのでは」との判断から開催を決定したという。花火の打ち上げ数は協賛により決まるため、現時点では未定となっている。
開催に当たり、足利警察署、足利市消防本部などの指導の下、栃木県の「イベント開催等における必要な感染防止策」を順守した感染対策を行う。開催時間は例年1時間45分のところ、短縮の60分間となる。桟敷席は用意せず、河川敷地に限り有料の観覧席を販売する。来場者にはマスク着用、大声禁止、黙食などの徹底を呼びかける。
足利商工会議所の川田武志さんは「コロナによって落ち込んだ市内企業の景気は未だ回復とは言えず、従来とは異なる協賛の募集も検討したい。開催時間は縮小するが、見応えのある花火を打ち上げられれば」と話す。
開催時間は19時15分~20時15分。