足利の子育て世帯向けフリーペーパー「おともり」16号が1月15日、発行された。
表紙の写真は、中学生までが対象の「おともりフォトコンテスト」グランプリ作品
同紙は、1月でNPO設立から4周年を迎えたNPO法人「おともり」が発行する子育て世帯向けのフリーペーパー。NPO法人「コムラボ」主催の「在宅ワーク講座」を通して知り合った子育て中の女性スタッフ6人が紙面作りに携わり、企画から取材、デザインまでを行う。
読者アンケートや反響を元に紙面作りをしているが、コロナ禍の影響により、飲食店にまつわる特集などは企画が難しい場合もあるという。最新号でも、当初は読者の声を反映した別の企画が立ち上がっていたが、感染状況を考慮し変更した。同NPO代表理事の田嶋美歩さんは「子育て中の読者が知りたいことは多岐にわたると思うので、アンケートを通してぜひ教えてほしい。反響が力に、読者の声が励みになる」と呼び掛ける。
16号の特集は「もらってうれしい足利の手みやげ特集」。「子どもの友達の発表会や友人宅へ招待された時に、箱入りギフトほどかしこまらない、ちょっとした手土産を買える場所を知りたい」というスタッフ間の話題がきっかけとなり、企画が実現した。ジャム、ケーキ、クッキー、スコーン、マフィンなどを販売する市内6店を、写真とコメント付きで紹介している。
田嶋さんは「『自宅用では買う機会が少ないかもしれないが、もらったらうれしいもの』『手土産として思いつかない、知られてないようなもの』を意識して集めた。読者から『(店を)知らなかった』という声を多くもらい、この特集をやって良かったという実感がある」と話す。
発行は1万部。足利市役所や子育て支援施設、保育園、幼稚園、市内の飲食店など市内100カ所以上で配布する。