「2021足利ほほ笑み花火」が12月25日、渡良瀬川河川敷(足利市岩井町)で開催された。
主催は須永花火田島煙火工場(名草上町)。2018(平成30)年まで「クリスマス花火」として開催していたが、花火師の田島浩代表が「コロナ禍でも子どもたちに笑顔になってほしい」という思いから「ほほえみ花火」に名称を変え、今回が3回目となる。開催に当たり市内外合わせて145カ所に、花火の玉で作った「ほほえみ花火募金玉」を設置し、募金活動を行ってきた。
当日は、キッチンカーの出店やDJ、歌手による歌唱など、さまざまな演出で会場はにぎわいを見せた。結婚式場「アルシオーネ・コート佐野」(佐野市)がプロデュースする公開プロポーズに、会場は祝福の拍手に包まれた。
18時過ぎに花火の打ち上げが開始。音楽と共に約15分間、約1500発の花火が冬の夜空を彩った。花火が打ち上げられる度に会場から歓喜の声が上がり、「メリークリスマス」と言う声や拍手が湧いた。
田島さんは「コロナ禍2年目の中、資金面でかなり大変だった。赤字だが、明るい明日のために開催を決意した。来年の開催に向けて、支援や協賛をお願いできれば」と話す。
来場者からは「去年も今年も夏の花火大会が中止になってしまい、なかなか花火が見られなかったので楽しみにしていた」という声や「すごくきれいだった。クリスマスに花火が見られてうれしい」と笑顔で話す姿があった。
次回は2022年12月24日を予定。