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足利にドリンク専門店「二五品茶」オープン 高校生店長がメニュー開発からチャレンジ

「二五品茶」の浦山にこ店長

「二五品茶」の浦山にこ店長

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 テークアウトドリンク専門店「二五品茶(にこぴんちゃ)」(足利市通1)が8月8日、オープンした。

「二五品茶」店舗外観

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 店主の浦山にこさんは足利市在住で市内の高校に通う現役の高校生。父親が経営する不動産会社の敷地内に自身の名前に由来した同店をオープンした。浦山さんは、食料経済やマーケティングに興味があったことから、父親が会社を移転する際、「ドリンク店をやってみたい」という思いを家族に伝えた。浦山さんは「父親からは、もともと興味があった分野なので勉強としてやってみたら、と背中を押してもらえた。不動産会社とドリンク店との相乗効果による知名度アップにもなる」と笑顔を見せる。

 パッケージやのれんのイラストは浦山さんが描いた。メニュー表は姉のひなさんが制作し、開店から慣れるまでの1カ月はひなさんが店舗を手伝う予定だという。

 メニューは「No Look メロンソーダ」(350円~)や「晴れのちバナナ牛乳」(350円)などの基本の5種類と季節の限定メニュー。「No Look メロンソーダ」は、浦山さんがいつも、飲食店などでメニューにあるかどうかを見ずにオーダーしてしまうほどメロンソーダが好きなことと、メロン果汁を使用した他ではあまり見ないメロンソーダ、という意味を掛けている。今後、臨機応変にメニュー開発にもチャレンジしていく予定だという。

 商品の価格は、高校生が気軽に試すことができるように設定。学校の授業で学んだSDGsにも配慮し、「ニコピンコーヒー」または「水出し台湾烏龍茶」のみマイボトル利用で30円引きになる。「自分が高校生なので、学生の生の声を聞くことができるのが強み。店を運営するのは、思っていたよりも難しい。お客さまに来てもらうにはどう工夫すればいいのか、試行錯誤していく。足利の人から親しまれる店になれたら」と意気込む。

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