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足利市の公立小中学校、緊急事態宣言受け分散登校に タブレット端末も活用

臨時記者会見に臨む早川尚秀足利市長

臨時記者会見に臨む早川尚秀足利市長

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 足利市は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言を受け、市立小中学校を9月1日から12日までの期間、分散登校を行うと発表した。

貸与するタブレット端末

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 24日の臨時記者会見で、早川尚秀足利市長は市内22小学校、11中学校において、土日を除く実質8日間の分散登校を発表した。分散登校はクラスごとの登校人数を減らし、1日の登校人数を半分にすることで実施。初日の分散登校前に各家庭へ配付される抗原検査の簡易検査キットを使い、陰性が確認された児童・生徒のみ登校できる。

 登校日は平常通りの授業を行い、登校しない日は朝の健康観察、家庭学習に可能な範囲でタブレット端末を活用する。自宅にWi-Fi環境がない場合は公民館や学校の利用も可能。家庭の判断で欠席の場合は自宅で自主学習となり、欠席扱いにならない。

 在宅困難な小学1~4年生の児童は、保護者の希望に応じ15時まで学校で自主学習が可能。放課後児童クラブは可能な限り利用自粛を要請する。

 早川市長は「学校で感染拡大させないこと、そして感染症対策を講じながら学びを止めない、学校における教育活動の対策の一つとして分散登校とする。共働きの家庭、それぞれの選択肢を提示するための最善策」と話した。

 須藤秀幸足利市教育長は「昨年の経験から、町内別など兄弟関係であれば同日に登校の配慮がされる見込み。分散登校期間は少人数でも対応できる授業を各2回行い、学習の進度については年度内の授業数に影響がないよう計画を立てながら行う」と説明した。

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