「RADIO BERRY(レディオ ベリー)中学生ラジオチャレンジ」が8月9日に始まり、織姫公民館(足利市通6)で1回目のワークショップが開かれた。
同講座は、市内在住または在籍の中学生を対象に「足利市政100周年記念事業」の一環として市教育委員会が企画した。「若者の視点から見た足利」「足利市政100周年」を栃木県のFMラジオ局「RADIO BERRY エフエム栃木(宇都宮市)」から県民に発信し、生徒が「対話力」や「表現力」を身に付け、メディアへの興味関心を育むことを目的とする。
ラジオパーソナリティのくぼたあやのさん、同局のスタッフらが講師を務め、約1カ月にわたり全5回のワークショップを行う。講座に応募、当選した11人の生徒が、「アナウンサーの話し方」「インタビュー方法」「取材準備」「取材」「番組収録とスタジオ見学」を通し、ラジオパーソナリティー、ディレクター、取材リポーターを体験する。
1回目のワークショップを終え、第一中学3年の森戸美沙さんは「生徒会活動をしているが、コロナ禍なので交流の機会がなく、生徒会でラジオ番組を製作したい。学級や部活の代表をゲストに呼び給食の時間にラジオ番組を放送する企画を考えていて、講座が実際に生かせそうだ」と話した。
生徒らは話し方や取材の基礎を学んだ後、市政100周年の「100」にちなんだ市内の企業や学校を取材し、足利の魅力を視聴者に伝える番組を製作する。最終日に収録した内容は、9月20日の19時~19時55分に同局で放送される予定。