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ホストタウン・足利の学校給食に「ハンガリー料理」 食文化通じ理解深める

ハンガリー料理を食べる協和中学校1年5組の生徒たち

ハンガリー料理を食べる協和中学校1年5組の生徒たち

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 足利の市立小中学校全33校の学校給食で7月19日・20日の2日間、学期末特別献立として「ハンガリー料理」が提供された。

「グヤーシュ」は農夫の料理がルーツとされているという

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 足利市(栃木県)は、栃木市、小山市、矢板市、さくら市と共に、「東京2020オリンピック・パラリンピック」でハンガリーの事前合宿の受け入れや交流事業を行う「ホストタウン」に登録されている。足利市の児童生徒が「学校給食を通じて外国の食文化を学び、学校における食育の推進を図る」ことを目的に給食を提供する。

 この日の献立は全6品。うち3品がハンガリー料理で、内容は「ハニーパン」「鶏肉のハーブ焼き」、パプリカと肉、野菜を煮込んだスープ「グヤーシュ」。アカシア蜂蜜の名産地である同国ならではのメニューや伝統的な家庭料理を取り入れた。

 当日はメニュー提供のほか、ハンガリーの食文化、特徴について学ぶための資料掲示なども行った。

 33校の一つ・協和中学校(足利市百頭町)では、感染症対策のため前を向いた状態で黙食となったが、笑顔で特別メニューを味わう生徒らの姿が見られた。同中1年の永倉大輝(ひろき)くんは「ハンガリー料理は『グヤーシュ』が一番おいしかった。また食べてみたい。オリンピックは無観客になり心配だが、ラグビーが好きなのでテレビで見るのを楽しみにしている」と話していた。

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