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足利工業高、「ライトアッププロジェクト」で最優秀賞 北関東三県研究発表大会で

椎名咲輝さん、齋藤優花さん(左下から)源田和久さん、田村郁己さん、木村敢人さん(左上から)

椎名咲輝さん、齋藤優花さん(左下から)源田和久さん、田村郁己さん、木村敢人さん(左上から)

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 「第17回北関東三県工業高校生徒研究発表大会」で足利工業高校(足利市西宮町)電子機械科の5人による「足利ライトアッププロジェクト~A100に向けて~」が最優秀賞に輝いた。

商工会議所に展示された「LEDミラーハウス」

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 同高3年がグループに分かれテーマを決めて取り組む課題研究の一環で、2020年12月20日から約1カ月にわたり足利商工会議所で展示した「LEDミラーハウス」と、期間中開催したワークショップ「LEDランタン制作教室」の結果をまとめたもの。同大会では毎年、県大会を通過した北関東3県の工業高校が集結し、研究の過程から結果までをプレゼンテーション形式で発表する。今年は感染症対策のため、各校で撮影した動画を提出してのビデオ審査となった。

 椎名咲輝さん、齋藤優花さん、源田和久さん、田村郁己さん、木村敢人さんの5人による研究発表は、1月27日の「栃木県工業関係高等学校生徒研究発表大会」を2位で通過し、北関東大会に集まった計6校の中から最優秀賞に選ばれた。

 地域と連携する課題研究をテーマに、同市の市政100周年と連携し「新型コロナの影響で活気がなくなっていた市街地を活性化させること」を目的として、2020年9月に制作準備を始めた。LEDミラーハウス、LEDランタンの制作を当たり、地元企業の「オグラ金属」(川崎町)、「足利フラワーリゾート」(田中町)からアドバイスを受けた。

 LEDミラーハウスは、高さ2300ミリ、一辺900ミリの7角柱の木枠をミラーシートで鏡張りにした空間。中に入ってLEDで装飾された鏡張りの世界を楽しむことができる。小学生を対象とした「LEDランタン教室」では、全6回のワークショップの中で「ランタンの基板設計」から「ランタンを持ち歩いて楽しむ」までを企画した。

 椎名さんは「地域に恩返しできるような課題研究がしたかった。県外からLEDミラーハウスを見に来てくれた人もいて、市街地の活性化に協力できたのでは。研究の目的や、やりたいことに対して結果が出たのでうれしい」と笑顔で話した。田村さんは「現地へ行って発表ができなかったので受賞の実感が湧かなかったが、賞状や盾を手にして初めて受賞の喜びを感じた」と思いをかみしめた。

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