「フォト・フレンズ写真展2020」が7月9日、コムファーストショッピングセンター(足利市朝倉町)で始まった。
開催は2回目。ベテランカメラマンから、写真を始めたばかりのカメラマン、中学生の写真家まで、さまざまなキャリアや世代の67人による作品計107点を展示する。初回となる昨年6月の展示には延べ1000人が訪れたという。主催する写真専門店「フォト・フレンズ」(田中町)の須田将隆さんは「店を利用してくれる写真クラブの方やお客さまに声を掛け、クラブの垣根を超えて素晴らしい作品が集まった。『写真展』と言うとかしこまったイメージかもしれないが、気兼ねなく、遊びに来るような感じで見に来てもらえたら」と話す。
初日となった9日は多くの人が訪れ、「知り合いが出展しているから」「趣味で写真を続けているので勉強に」「コロナで開催されるか不安だった。楽しみにしていた」などの声が聞かれた。来場者がカメラマンでもある須田さんと会話を楽しむ姿も見られた。2作品を出品している深見照子さんは「テーマを決めず、扱う範囲が広いことがこの写真展の大きな魅力。これだけの作品を集めるのは難しい。写真家が個々で学んだことや視点の違いを、それぞれの写真から感じられる。多くの人に見に来てほしい」と話す。
須田さんは「見に来てくれた方の心に残る写真があればうれしい。展示を見て、デジタルの中やディスプレー越しの写真ではなく、『これぞ写真』という、目の前にある写真を感じてほしい」とほほ笑む。
開催時間は10時~19時(最終日は15時まで)。7月14日まで。