ケーブルテレビ局「わたらせテレビ」(足利市有楽町)が「#足利エール飯」応援企画として、テークアウトメニューを紹介する番組を放送している。
「#足利エール飯」は、同市で活動するNPO法人「コムラボ」が新型コロナウイルスの影響を受けている地元飲食店を応援しようと始めた取り組みで、大分県別府市の「#別府エール飯」がオリジナルの企画。テークアウト品を情報共有し、その後は「店へ行って食べよう」と呼び掛ける継続的な活動を目指す。
番組を担当するのは放送部の新井真吾さん。新井さんは同市出身で、11年前に足利へUターンし、9年前、同社へ入社した。新井さんは「会社の20周年を機にインスタグラムを始めた。いろいろな店が『#足利エール飯』を始めたという投稿を見て、自分にできることは無いかと、この企画を考えた。ケーブルテレビはSNSをやっていない年代層の加入者も多いことから、SNSでは届きにくい層へも飲食店の情報を届けられる」と言う。
取材依頼した「麺や松」(伊勢町)店主の松島文久さんは「テークアウトを宣伝してもらえるのは、とてもありがたい。飲食店はどこも大変だと思うが、応援しようと思ってくれる人がいるから続けられる」と笑顔を見せる。
新井さんは「番組を見ることで、SNSを見たり、これまで行ったことがなかった店を知ったりするきっかけになれば。店の味をテークアウトで気軽に試して、落ち着いたら気に入った店へ行って、店でできたてを味わってもらえたら。『明日につながる。あなたにつながる。』というキャッチコピーの通り、これからも良い情報をどんどん伝えていきたい。取材依頼があれば飛んでいくので、気軽に依頼してほしい」と話す。