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足利の国宝「鑁阿寺」の桜が間もなく満開に ライトアップは中止

楼門(ろうもん)と堀の桜(3月26日撮影)

楼門(ろうもん)と堀の桜(3月26日撮影)

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 国宝「鑁阿寺(ばんなじ)」(足利市家富町)の桜が開花し、間もなく見頃を迎える。

堀に並ぶ桜(3月26日撮影)

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 源氏、足利氏の守り本尊である大日如来(だいにちにょらい)を祭り、市民に「大日様」と呼ばれ親しまれる。毎年、桜開花の時期には多くの観光客でにぎわう花見スポットとなっている。今年も境内の堀に立ち並ぶ桜が開花。新型コロナウイルス感染症対策として外出が自粛される中、マスク姿で花見をする家族連れの姿が見られた。

 今年は桜の時期の日没後に行っていた堀のライトアップが中止となった。毎年ライトアップをボランティアで行ってきた「いしだたみの会」大竹均さんは「今年できないのは残念だが、来年はぜひ行いたい。こういう時だからこそ、今年は距離を取って、ゆっくり散歩を楽しんでもいいのでは」と話す。

 群馬県邑楽郡大泉町から訪れた70代女性は「近くに用事があったので、散歩がてら見に来た。自粛ムードで気が引けたが、ずっと家にいたので桜を見ることができて感動した」と桜の木を見上げた。境内に店を構える「大日茶屋」店主の岩原さんは「桜が開花し、春分の日からの三連休で人の数も増えてきたが、まだまばら。観光のツアー客も見かけず、地元の人が多いようだ」と話した。

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