あしかがフラワーパーク(足利市迫間町)で11月2日、イルミネーション「光の花の庭」が開幕した。
同園は10月12日の台風19号により、最も深い所で水深約180センチになるなど園内全域が冠水した。園内の変電所も冠水したため4日間停電が続いたが、従業員や関連会社・取引先などのボランティア合わせ200人体制で園内点検、清掃などの修復作業を行い、10月20日に営業を再開した。
昨年のイルミネーション(夜の部)来園者数は約67万人(同園発表)。同イベントは11月6日に行われた「第7回イルミネーションアワード」のイルミネーション部門で、夜景鑑賞士や一般投票により「実際に行ってみて良かった前シーズンの冬期イルミネーション」に選ばれ、全国1位を4年連続で受賞した。
同園の大島大輔さんは「希望の光、復興の光となっていけるシーズンになればと心から願っている」と話す。イルミネーション作品の状態確認や補修作業は進んでいるが、全面復旧はまだのため、一部のイルミネーション作品は11月中旬ごろの公開を予定しているという。
11月2日~4日の3連休で、県内外から約2万1000人が訪れ、音楽イベントやヒーローショー、バルーンショーなどを楽しんだ。訪れた観光客からは「きれい」「すごい」などの声が聞かれ、開幕初日に県外から訪れたという女性は「4年くらい前から毎年家族で来ている。毎年違ったイルミネーションが見られて楽しい」と話していた。
点灯時間は16時30分~21時(土曜・日曜・祝日は21時30分まで)。2020年2月6日まで。