「第3回足利フードフェスティバル」が9月28日・29日の2日間、あしかがフラワーパーク(足利市迫間町)で開催された。
同イベントは2017年、主催の長谷川農場(足利市県町)で毎年開催されている「麦フェス」をきっかけに始まった。足利産の二条大麦・大豆やマールで育った「足利マール牛」を生産する同農場の長谷川紀子さんは「『足利マール牛』を知らない人に足利のブランドとして知ってほしい。地元の人にももちろん食べてほしい。足利に遊びに来たら『足利マール牛を食べていきたい』と思われるような牛を育てていきたい」と話す。
3回目を迎えた今回のテーマは「令和最高のバーベキューの作り方」。会場となった園内フードテラス芝生広場には、テントやアウトドアチェアを設置しバーベキュー(BBQ)の雰囲気を演出。会場は子どもから大人まで多くの人でにぎわった。
イベントでは足利マール牛のブロシェット(串焼き)やステーキ、ローストビーフ、ビーフシチューのほか、バーニャカウダーなどを提供。カフェ「八蔵(はちくら)」(家富町)、「里山農園やぎファーム」(佐野市)、「和泉屋」(通3)も出店し、朝採り新鮮野菜、イベント限定ブレンドのコーヒーやデザート、ココ・ファーム・ワイナリーのワインやジュースなどを販売した。
炭の選び方から火起こし、必要な道具、料理、肉の焼き方などの「BBQ講座」や、バーベキューで簡単に作れるデザートを紹介する「キャラメルポップコーンの実演販売」、「おいしいコーヒーの入れ方」などのほか、「足利マール隊」によるダンスや生演奏ライブも行われた。
足利マール牛を知らなかったという来場客からは、「足利マール牛を初めて食べたが、柔らかくておいしかった」「イベントがあるのを知らなかったので、次はもう少し早い時間に来て肉を食べて、イベントを楽しみたい」などの声があった。