あしかがフラワーパーク(足利市迫間町)で8月10日・11日の2日間、「あおぞら教室 with 宇都宮大学 自然教室ネイチャーフレンド」が開催された。
体を使った「ネイチャーゲーム」 レンジャーと子供たちが真剣勝負
宇都宮大学の学生が中心となり運営している「自然教室ネイチャーフレンド」(宇都宮市)は、2000(平成15)年から自然体験やレクリエーションを行っている環境教育団体。県内の小学生から高校生までの「ジュニアレンジャー」、同大生や社会人の「レンジャー」合わせて約250人が在籍しており、宇都宮市内の公園や施設で子どもたちが自然に親しむさまざまな活動を行っている。
あしかがフラワーパークでは初開催となった2日間のイベントには約200人が参加。4歳~12歳を対象に行った。イベント企画責任者で同大生の根岸宏江さんは「小学校高学年向けに考えたレクリエーションに3歳くらいの子どもが集中して取り組んでいたという声があり、小さな子どもたちにも楽しんでもらえたようだ」と話す。イベント開催に当たり会議を重ね、会場に合わせたオリジナルの体験を企画したという。
参加者は地図を元に園内の6つのブースを自由に回り、花を分解して調べる押し花のワークショップや泥だんご作り、体を使って遊ぶネイチャーゲームなどスタンプラリー形式で体験を楽しんだ。黄色・赤色・青色のメガネを使った自然観察体験では「どの色で見ると一番花がきれいに見えるかな」とスタッフが声を掛け、園内に咲く花を観察し、虫が見ている世界を体験した。スタンプを集めると「ネイチャーフレンド」のロゴが入った木製メダルやグラスがもらえ、景品を受け取り喜ぶ子どもの姿も見られた。
都内在住で、帰省中に家族と参加した女性は「6歳の息子が虫や体を動かすことが好きなので、野外遊びもできるこのイベントに参加した。子どもの興味が広がれば良いと思うので、機会があればまた参加したい」と話していた。