「第105回足利花火大会」が8月3日、渡良瀬川田中橋下流河川敷で開催された。
足利花火大会「大スターマイン」と「大ナイアガラ」(写真提供=フセジマ)
1903(明治36)年に始まった同大会は、毎年県内外から多くの観覧客が訪れる同市の夏の風物詩。
今年の足利花火大会の来場者数は、昨年と並ぶ約54万5000人(主催者発表)。家族連れ、浴衣姿の若者やカップルなどが、多種多彩な約3万発の花火を楽しんだ。
この日は最高気温が37度を超える猛暑日。前日まで雨予報で天候が心配されたが、雨や雷も無く予定通り19時に大会がスタートした。音楽に合わせてさまざまな花火が夜空に打ち上げられる度に、観客席からは大きな歓声と拍手が上がった。約2時間にわたる大会は「大スターマイン」と「大ナイアガラ」の光の競演で締めくくられた。
初めて有料観覧席で観賞したという小山市在住の30代女性は「こんなに近くで花火を見るのは初めてで、とにかく迫力がすごかった。3歳の息子が初めは少し怖がっていたようだが、慣れてくると笑顔で楽しんでいた。ぜひ他の人にも薦めたい」と話した。