足利市巴町の若手経営者らが7月15日、地元に密着した情報紙「KITANAKA100%」を創刊した。
同紙は毎号1人の店主にフォーカスした内容で、B4版の両面にぎっしり北仲通りのことや店への思いを詰め込んだ。1号で紹介する店主はカフェ「八蔵」(足利市家富町)の梁川健人さん。梁川さんは同紙を発行しているメンバーの一人で、足利出身。東京で修業した後、昨年足利へ戻り店をオープンした。発起人である美容室「なないろてんとうむし」(巴町)店主の宮澤一貴さん、市内で活動するデザイナーの鶴見裕也さんと「学級新聞のようなもので、北仲かいわいを紹介する新聞を作ったら面白いのでは」と今年1月から準備を進めてきた。
梁川さんは「北仲かいわいには面白い店がたくさんあるが、入りにくい店も少なくない。KITANAKA100%で『ここの店主はこんな趣味があるのか』『ここにはこんな裏メニューがあるのか』といったことなどを知ることで、来店のきっかけになればうれしい」と話す。編集を担当した鶴見さんは「八蔵や北仲通りの店でコーヒーやお酒を飲みながら考えた。作っている僕たちの楽しい気持ちが読者にも伝わるとうれしい」と話す。
同紙は隔月15日発行。無料。八蔵の他、北仲通りの飲食店やJR足利駅内「Aidacco」でも入手できる。