足利の伝統行事「節分鎧年越(よろいとしこし)」が1月31日午後、足利市内で開催された。
同行事は、約750年前の鎌倉時代中期、足利氏4代目の足利泰氏が一族の結束と勢力を誇示するため、坂東武者500騎を鑁阿寺(ばんなじ、足利市家富町)南大門に勢ぞろいさせたという故事にちなむ。例年は節分当日の夜に行われるが、今年は中橋架け替え工事に伴う渋滞への影響を考慮し、混雑を回避するため開催日時を変更した。
今回の出陣は、よろい武者107人(うち女武者14人)、少年誠心隊36人、少年甲冑(かっちゅう)隊3人、幼年武者隊8人、立志式武者4人、裃(かみしも)お迎え5人、松明・大旆(たいはい)などの補助役16人の計179人で構成。一行は15時に織姫公民館を出発し、鑁阿寺までの約1.3キロを約1時間かけて練り歩いた。
沿道には多くの市民や観光客が集まり、坂東武者に扮(ふん)してよろいやかぶとを身にまとった市民らを写真に収めていた。市内から家族と訪れた10代女性は「いつもは夜だが、今回は明るい時間帯によろいかぶとを間近に見ることができて迫力があった」と話した。