廃物アート展「イエスマンだけの世界」が1月12日から、足利市立図書館（足利市有楽町）で開催される。後援は足利市教育委員会。

アート展入り口の様子

　福居町で看板業を営む山口美枝子さんは、廃棄物を使い、社会問題をテーマに作品を制作している。作品に使われている材料はペットボトルや総菜の容器、欠けたマグカップなど、ゴミとして捨てられてしまうものばかり。展示会のタイトルにもなった「イエスマンだけの世界」など、作品約20点を展示している。

　趣味で石などに絵画を表現してきた山口さんは2004年、雑誌の企画にたわしで作品を作り、一般応募したことが廃物アート制作のきっかけ。環境問題に興味があったことから、ペットボトルなど捨てるのはもったいないと、思った物を作品に取り入れ、社会問題を風刺するようになった。

　山口さんは「作品展を通じてこのようなゴミが大量に使い捨てられているということを知ってほしい」と話す。

　入館時間は9時から17時。入館料無料。1月20日まで。