男子バスケットボールBリーグ1部の宇都宮ブレックス(以下、ブレックス)のプレシーズンゲーム(PSG)が9月7日・8日、足利市民体育館(足利市大橋町)で行われた。
ブレックスは昨シーズン全60試合を戦い、51勝9敗のリーグ最高勝率で、3季ぶりに東地区優勝を果たした。東地区優勝の立役者となったD.J・ニュービル選手は、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2023-24」でレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)に輝いた。
1戦目は「秋田ノーザンハピネッツ」と対戦し、66-53で勝利した。パリ五輪に日本代表として出場した比江島慎選手は、チーム合流後、初の実戦となった。試合開始前には、パリ五輪での活躍をたたえ、早川尚秀足利市長と深井製作所の深井知社長から、花束と記念品が手渡された。
2戦目は、今シーズンB1昇格を果たした昨季B2準優勝の「越谷アルファーズ」と対戦。「越谷アルファーズ」は、2022年にブレックスをリーグ優勝に導いた安齋竜三ヘッドコーチが指揮を執り、ジェフ・ギブス選手、喜多川修平選手、LJ・ピーク選手、星川堅信選手、四家魁人選手など、かつてブレックスでプレーした選手らが在籍する。立ち見席含めチケットが即日完売になるなど注目を集めた越谷戦は、94-76で快勝した。
今シーズンヘッドコーチに就任した、ケビン・ブラスウェルヘッドコーチは「やはりどんな対戦相手とプレーしていても、自分たちが倒すべき相手は自分たち自身。自分たちが決めた高いスタンダードに対して、常に成長し続けること。コートに立った瞬間に、毎回最高のパフォーマンスを出し切ることを目指したい」と気持ちを表した。
2日間で延べ約4900人(主催者発表)が来場。三重県在住の友人と訪れた、さくら市在住の諏訪文子さんは「ホームのプレシーズンゲームは4試合全て観戦した。越谷アルファーズはブレックスにいた選手が多く在籍しているので、会場全体が温かく迎えていると感じたし、プレーする姿を見て本当にうれしい気持ちになった」と笑顔で話した。
ブレックスは今月21日、ブレックアリーナ宇都宮(宇都宮市)で天皇杯2次ラウンドに出場予定。10月12日・13日には「滋賀レイクス」(大津市)を迎え、ホーム開幕戦を戦う。