白鴎大学足利中学校(足利市伊勢南町)で4月5日、新校舎になって初めての入学式が行われた。
新校舎は2022年10月に起工し、今年1月31日に完成。3月末で閉校となった白鴎大学足利高校富田キャンパス(多田木町)の機能を移転し、同中学との共用校舎として設計された。
新校舎は鉄筋コンクリートの地上4階建て。延べ床面積は1万1395平方メートル。建物中央にオープンスペースのラーニングコモンズ(学習、相談、図書、展示コーナー)を設置した。1階に100席以上の個別学習室と多目的ホール、2階はバスケットボールのコートが2面入る広さのアリーナを備える。
本年度の新入生は男子16人、女子17人の計33人。新入生代表の岡村陽哉さんは「今年の能登半島沖地震をはじめ、世界各国での災害や戦争など、悲しいニュースが多い中、僕たちは安定した暮らしと、このように立派な校舎で学ぶことができるという恵まれた環境に改めて感謝しなければならない」とあいさつした。
高久哲史校長は「この新校舎は最高水準の教育環境を提供するハードウエアを目指して、検討を重ね、設計を進め、建築された。今日から文字通り、皆さんと共に新しい白鴎中がスタートする」と式辞を述べた。
同中学の旧校舎は11月末に解体が終わる見込み。その後グラウンドとして整備される。新グラウンドは2025年7月ごろ完成予定。