
NPO法人とちぎアニマルセラピー協会(所在地:栃木県鹿沼市、理事長:平澤 剛)は、子どもたちの読書意欲と自己肯定感を育む「読書犬体験会」を、2025年11月に栃木市・鹿沼市の図書館にて開催いたします。
- 2025年11月1日(土) 栃木図書館(栃木市旭町)
- 2025年11月23日(日・祝) 鹿沼図書館 粟野分館(鹿沼市口粟野)
本イベントでは、子どもたちが訓練を受けたセラピー犬の前で絵本を読み、読書への不安やプレッシャーを和らげる体験を提供します。犬は決して読み間違いを指摘しない“やさしい聞き手”として、子どもたちの心に寄り添い、読書を安心できる楽しい時間へと導きます。

「読書犬(リーディング・ドッグ)」とは、子どもがセラピー犬の前で本を読むことで、緊張や不安を軽減し、読書に自信と楽しさを持つことができる教育支援プログラムです。米国で始まり、現在では世界各地で実践されている動物介在教育(Animal Assisted Education)の一環として、日本でも注目されています。
当協会では、2018年から県内の公立図書館と連携し、定期的に読書犬体験会を開催。子どもたちの読書意欲向上、音読支援、自己肯定感の醸成を図ってまいりました。
日本国内でも、三鷹市、流山市など一部の自治体で「読書犬」イベントが開催されていますが、
定期的に継続実施されている例は極めて稀です。主な課題として、
- セラピー犬とハンドラーの育成体制の未整備
- 動物受け入れに関する施設基準の差異
- 安全・衛生管理への配慮が必要な点が挙げられます。
また、
一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル(https://christelfoundation.org/)でも、読書犬活動の啓発や動物介在支援事業への助成などを行っており、教育・福祉分野への広がりを支えています。ただし、同法人自身が読書犬イベントを
定期的に主催しているわけではありません。
その中で当協会は、
公立図書館と連携し継続的にプログラムを提供している全国でも希少な団体として、今後の普及モデルを目指しています。

■BS?TBS「いぬじかん」
当協会の「読書犬体験会」は、これまでに以下のようなメディアでも取り上げられています:
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NHK宇都宮放送局:子どもたちとセラピードッグの読書時間を特集。
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下野新聞:栃木市図書館での実施例が紹介。
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とちぎテレビ:鹿沼図書館での「わんこと読書」がニュース報道。
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BS?TBS「いぬじかん」:活動の様子が全国放送予定。
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毎日新聞:図書館での読書介助犬の取り組みが紹介。
他、多数

■重症児施設での活動
当協会は読書犬プログラムに加え、以下のような動物介在福祉活動も実施しています:
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医療的ケアが必要な重症児への訪問支援(重症児デイサービス、障がい者施設等)
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NHO宇都宮病院(国立病院機構 宇都宮病院)への訪問活動(長期入院中の入院患者を対象としたふれあい支援)
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不登校の子どもたちのための「居場所カフェ」(セラピー犬と安心して過ごせる空間)
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栃木刑務所への慰問活動(受刑者の情緒安定と更生支援を目的としたセラピー訪問)
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小中学校・高校での講話活動(動物福祉やアニマルセラピーを通じた命の教育)
これらの活動を通じ、年齢や背景に関わらず「人と動物のふれあいが心を癒す力」を地域に届けています。

現在当協会では、
アニマルセラピー現場のエピソードをもとにした書籍・オーディオブックの制作と、図書館等への寄贈を目的としたクラウドファンディングをCAMPFIREにて実施中です。
このプロジェクトは、「目が見えにくい方」「本を開くことが難しい方」にも“聴ける本”として届けたいという想いから始まりました。セラピードッグとのふれあいで心を癒された人々の実話を、声で伝えることで、より多くの方の心に届く物語に仕立てていきます。
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NPO法人とちぎアニマルセラピー協会
「動物とのふれあいで、心と体にやさしさを。」をモットーに、栃木県内で動物介在活動・療法を展開。セラピー犬との訪問活動やボランティア育成、地域福祉・教育機関との連携などを行っています。また、直営カフェ「
Cafe Maera」では、動物とふれあえる居場所づくりを通じて、地域との交流も深めています。
Cafe Maeraの詳細