プレスリリース

1939年発行の伝説の絵本が、時を超えて日本初全訳! あの有名な曲の原案となった『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』が10月23日(木)に発売!

リリース発行企業:株式会社世界文化ホールディングス

情報提供:




世界文化社は、世界的に有名なクリスマスソング「赤鼻のトナカイ」の原案となった絵本『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』(作:ロバート・L・メイ  絵:デンバー・ギレン 訳:中井はるの )を10月23日(木)に発売いたしました。クリスマスムード高まるこれからの時期にぴったりの一冊です。

◆ クリスマスソング「赤鼻のトナカイ」は、この絵本から始まった




世界中で親しまれているクリスマスソング「赤鼻のトナカイ」。この曲が、一冊の絵本から生まれたことをご存じでしょうか。

物語の始まりは1939年――。アメリカの老舗デパート「モンゴメリー・ワード」が、お客さまへのクリスマスプレゼントとして無料配布した絵本がきっかけでした。絵本の作者、ロバート・L・メイは当時そのデパートで働くコピーライター。病気で寝たきりの妻と幼い娘がいました。

メイは「どうして私のお母さんは、みんなのお母さんとちがうの?」と寂しさを抱える娘に希望を与えたいと願い、「みんなとちがうことは、恥ずかしいことではなく、愛すべきことなんだ」という想いを込めて、この物語を紡ぎました。

完成した絵本は、たちまち何百万部もの大ヒットとなり、数々のグッズや、日本でもおなじみのあの歌が誕生。ルドルフの物語は今もなお、世界中で愛され続けています。

本書は、日本で初めて、1939年当時に無料配布された初版と同じ絵を使用し、全文を翻訳したものです。85年の時を超え、当時の姿のままで刊行いたします。

◆ みんなとのちがいが光になる。 希望があふれる物語






仲間外れのトナカイが幸運を掴むこのストーリーは、世代を超えて今もなお、世界中の人々の心にあかりを灯しています。ルドルフのさびしさや、自分の個性が誰かの役に立つよろこび。サンタさんのユーモアや、子どもたちへの愛情。ページをめくるたびに、さまざまな気持ちが心に響きます。この希望があふれる物語は、大切な人や自分自身への贈り物にもぴったりです。

◆ プロフィール

作/ロバート・L・メイ
1905-1976年。アメリカのニューヨーク生まれ。ユダヤ人家庭で育つが、宗教にとらわれない教育を受ける。デパート業界に就職するが、大恐慌による失業や妻の病気などで多額の借金を抱えていた。30歳ごろ、シカゴのデパート「モンゴメリー・ワード」のコピーライターの仕事を得て、そこで絵本の制作をまかされた。ルドルフの姿は、内気だった子どものころのメイが反映されていると言われている。執筆中に妻が亡くなると、デパートの支配人が執筆をほかの者に任せてもよいと提案したが、メイは「今こそ、この物語が必要なのです」と断り、1939年に本書を完成させた。

絵/デンバー・ギレン
1914-1974年。カナダのバンクーバー生まれ。長期入院していた17歳のときに、医師から時間つぶしにとすすめられて絵を描き始めた。シカゴに移り住むと、デパート「モンゴメリー・ワード」の社員として働き始め、本書の絵を手がけることになった。ルドルフの姿は、ギレンがメイと訪れた動物園のトナカイをモデルに描かれており、それはメイの娘のお気に入りの一頭だった。晩年はメキシコで暮らし、最期まで絵を描き続けた。

訳/中井はるの
作家・翻訳家。英国史、ビアトリクス・ポター、ウィリアム・モリスの研究も行っている。著書に『だいすきで、大切なあなたに』(Gakken)など。訳書に「グレッグのダメ日記」シリーズ(ポプラ社)、「ワンダー」シリーズ(ほるぷ社)、『よるのあいだに』(BL出版)、『子どもを守る言葉「同意」って何?』(集英社)など多数。本書は、本人自身も調査に関わり、日本での全訳が実現した。仲間外れの子が幸運を掴むこの物語が、子どもたちの心を照らしてほしいと願っている。

◆ 刊行情報



『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』

■作/ロバート・L・メイ
■絵/デンバー・ギレン
■訳/中井はるの
■発売日:2025年10月23日(木)
■定価:1,870円(税込)
■仕様:A4変型・32ページ
■発売:株式会社世界文化社
https://books.sekaibunka.com/book/b10145315.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4418258426

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