
コスメディ製薬株式会社 取締役相談役 神山 文男(かみやま ふみお)近影
コスメディ製薬株式会社(本社:京都市、代表取締役社長:権 英淑)の共同創業者である当社取締役相談役 神山文男が、令和8年春の叙勲において「旭日単光章」を受章したことをお知らせいたします。なお、叙勲の伝達式および拝謁は2026年5月13日(水)に執り行われました。
本受章は、神山文男が長年にわたり取り組んできた独創的なTTS(経皮吸収治療)技術の開発と、その社会実装による産業・医療分野への貢献が評価されたものです。
神山 文男(かみやま ふみお) コスメディ製薬株式会社 取締役相談役/工学博士
1941年1月29日栃木県宇都宮市生まれ、85歳。
京都大学理学部化学科を卒業後、同大学院修士課程を修了。1965年4月に積水化学工業株式会社に入社、臨床検査システムの開発等に従事しました。糖尿病診断に不可欠なHbA1c自動測定装置の開発・普及に貢献し、1983年3月に科学技術庁長官賞を受賞しています。
1996年9月に積水化学工業株式会社を退職した後は、上海医薬工業研究院(中国)客員教授、ストラカン製薬(英国)、パシフィック製薬(韓国)の技術コンサルタントを歴任しました。
2001年5月に皮膚から薬剤を吸収させるTTS(経皮吸収治療)技術に特化した研究開発を行う、コスメディ製薬を権 英淑と共同で創業。研究者として工学の観点を活かし、経営者としては強いリーダーシップを発揮して、自社の技術の強みを活かした事業展開を真摯に進めました。2018年3月には経済産業大臣表彰(はばたく中小企業・小規模事業者 300 社)を受賞しています。
2021年9月に代表取締役会長、2025年7月に取締役相談役に就任して現在に至ります。
神山文男はTTS(経皮吸収治療)技術を基盤とした独自の製品開発を推進し、特にマイクロニードル技術の分野において顕著な成果を上げました。
2008年には「溶解型マイクロニードル」の開発に成功し、世界に先駆けてマイクロニードル化粧品を上市して新たな市場を創出。この技術はこれまで注射による投薬でしか実現しなかった、高分子成分を皮膚から効率的に届けることを可能とし、美容・健康領域に新しい価値を提示しました。さらに医療・医薬領域への応用としてワクチン投与技術や持続投与製剤の開発にも取り組み、社会的価値を拡大しています。
中小企業経営者としては長期的な医薬品開発と、迅速に応用できる美容・健康製品事業を組み合わせた独自のビジネスモデルを構築し、持続的な成長を実現しています。
今回の春の叙勲内定の知らせを受けた当初は、正直なところ戸惑いの気持ちが先に立ちました。あまりに日常から離れた出来事に感じられたからです。
「私の何が叙勲の対象なのだろう」と尋ねたところ「旭日単光章、中小企業振興功労として」と聞き、ああ、それならばありがたく素直に拝受しようと納得いたしました。
コスメディ製薬は、私と現社長の権を含めた数人で創業した会社です。しかし現在、年商30億円規模の会社へと成長できたのは、従業員約200名を軸とする多くの人たちの頭脳と汗があったからこそです。
この旭日単光章は、従業員全員に与えられるものであり、私はその代表として受章するのだという思いが湧いてきました。あらためて従業員の皆さま、そして支えてくださっているご家族の皆さまに感謝申し上げます。
85歳を過ぎた今でも、思いがけないことは起こるものだな、と感じております。まだ余熱がある間は、社会に役立つ技術を追い続けていきたいと思うこの頃です。
TTS(経皮吸収治療)に特化した研究開発を行う、京都薬科大学発ベンチャー企業です。
コア技術として確立した「マイクロニードル」「貼付剤」を強みに、医療・医薬、美容・健康領域で事業を展開。伝統と革新が共存する京都で、独創的なものづくりに取り組み、お客さまの想像を超える製品・サービスを提供しています。
会社概要
社名:コスメディ製薬株式会社
本社所在地:
〒601-8438 京都市南区西九条東比永城町75 GRAND KYOTO 3F
代表者:代表取締役社長 権 英淑
設立:2001年5月30日
コーポレートサイト:
https://cosmed-pharm.co.jp

※公益社団法人 日本薬剤学会発行 学会誌「薬剤学」より