史跡足利学校(足利市昌平町)の寒紅梅が現在、見頃を迎えている。
日本最古の学校といわれる同史跡は1990(平成2)年、江戸時代の建造物などを復元。同市の観光スポットとして2021年、累計参観者が600万人になった。寒紅梅は樹齢約48年、高さ約5メートルで、「学校門」に向かって右側に位置する。12月3日、施設職員が昨シーズンより15日早い開花を確認した。例年の開花時期は12月下旬となっており、記録上、最も早い開花だという。
同史跡事務所の立野公克所長は「気候の関係もあるのか、ここ数年は開花時期が早まっている。今年は初詣客が多く訪れたが、見頃を迎えた寒紅梅を楽しんでいただけたと思う」と話す。
寒紅梅は1月7日時点で六分咲き、見頃は1月下旬までの見込み。
開館時間は9時~16時30分。第3水曜休館。史跡参観料は、一般=420円、高校生=220円、中学生以下無料。