足利のカフェ「マチノテ」(足利市伊勢町)が4月1日、コワーキングスペースとしてリニューアルした。
同店は、地域ニュースメディア「足利経済新聞」やICT講座を手がけるNPO法人「コムラボ」が、人々が足利の街に関わるきっかけの場所づくりを目指し、2018(平成30)年3月に開業した。
リニューアルのきっかけは、新型コロナウイルス感染防止対策のため、これまでに臨時休業を計6カ月繰り返したことだという。同NPO代表の山田雅俊さんは「長期滞在型の飲食店だったため、お客さまとスタッフの安全を考え自主的に臨時休業した。コロナ禍が続く中で、店のあり方を変えてみようと思った」と意図を話す。
コワーキングスペースを主体とするに当たり、店内のレイアウトを変更した。これまでのカウンター席、テーブル席に加えて長机を新たに配置し、テレワークや勉強などで利用しやすい形にしたという。今後は、まん延防止等重点措置等の協力要請があった場合、飲食店営業を一時停止し、コワーキングスペースのみで営業する。
山田さんは「さまざまな使い方ができる、今まで地域に無かった新しい場所。このような場所を活用できる地域人材の育成を含めて、地域の未来につなげる場所の運営を続けていきたい」と今後の展望を話す。
営業時間は13時~18時。火曜・水曜定休。