学ぶ・知る

足利市民プラザで「教育講演会」 下村健一さんによる「メディアリテラシー」の模擬授業

約150人が講演に耳を傾けた

約150人が講演に耳を傾けた

  • 13

  •  

 教育講演会「使えるメディアリテラシー授業~情報に踊らされないための4つのワクチン(おまじない)~」が7月26日、足利市民プラザ(足利市朝倉町)で開かれた。

講演終了後、サインに応じる下村健一さん(左)

[広告]

文部科学省の「GIGAスクール構想」によるタブレット配布や、スマホ所持の低年齢化が進んだことから、『メディアリテラシー』や『情報モラル』の認知を目的に同市教育委員会・教育会が合同で主催した。

 講師の下村健一さんは、TBSのアナウンサーとして15年勤務の後、フリーキャスターとして10年の活動を経て内閣審議官に着任し、政府の情報発信に関わった。現在は白鴎大学特任教授のほか令和メディア研究所主宰の肩書きを持ち、子どもから年配まで幅広い年代に向けたメディア・情報教育に携わる。

 当日は、市内の小中学校の教員を中心に約150人が参加。「使えるメディアリテラシー授業」をテーマに模擬授業を行った。情報をしっかり受け取るためには「即断しない」「鵜呑みにしない」「偏らない」「中だけを見ない」という4つの疑問を持つ必要があると、コロナやワクチンなど身近な例を交えて下村さんが説明した。

 参加者は、実際に教育現場で子どもたちに伝えるポイントをメモに控えながら耳を傾けた。小学校教諭の50代男性は「今まではどこから手を着けてよいかわからなかった『メディアリテラシー』が、今日の講演で身近なものになった。子どもたちにもその場の状況に応じて教えていける内容だった。2学期から早速取り入れていきたい」と話した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース