足利夏まつり実行委員会が6月21日、「足利花火大会」の中止を発表した。
足利市の伝統行事となっている同大会は毎年8月の第1土曜に開催され、例年県内外から多くの観客が訪れる。昨年、「第106回 足利花火大会」が新型コロナウイルスのため中止となったため、今年は2年ぶりとなる開催を8月21日の日程で検討していた。
21日の主催団体長による会議で、花火大会と足利夏まつりの中止が決定。開催時期の延期や規模の縮小も検討してきたが、感染拡大に収束が見えないことなどから断念した。
足利商工会議所の漆原宏志事務局長は「新型コロナの感染者数や、ワクチン接種の進捗、他市の花火大会開催状況なども見ながら、無観客開催なども検討した。しかし観覧者の感染リスクなどから、感染拡大防止と来場者の安全を最優先とし、中止を決定した」と経緯を説明する。